古材の買付
良いBEAMが採れました
今回買い付けた物件からは、良質なBEAMが、大量に採れました。
太さ、長さ、状態ともに、良いですね。
日本へは、8feet (2.4m)~14feet(4.2m)を中心に送ります。
数か月後には、我々の日本の在庫に、加わります。
この商品です。 http://www.oyamalumber.com/antique/beam68_910.html
買付物件の内部
買付物件の内部の画像をお見せしましょう。
どうですか。。。。今回もホワイトパインの良木が沢山採り出せそうです。
90度の角も出ておりますし、手斧跡もばっちりです。
我々が販売しているBEAM材の大きな特徴は、この手斧跡です。この手斧跡の具合は、1本1本まちまちで、1つ1つの傷跡からは当時の人たちの息遣いが感じられるようです。
この手斧跡のBEAM材が、年々、入手が困難になってきております。数に限りがある、貴重な逸品です。
余談ですが、新しい角材(新材)を古く見せるために、わざと手斧跡を付ける人がいるようです。。。が、やはり新しい傷とオリジナルの古い傷は、全然違うのでは。。。。。と。
当社に買いにいらっしゃるお客様の中にも、「昔は、自分たちで傷をつけて偽物を作って施工していたが、時間がかかって(人件費がかかる)、見た目は、なんちゃって古材なんですよね。人件費を考えると、本物も偽物もほぼ同値ですから、やはり本物ですよ」というお客様も結構いらっしゃいますね。
やはり本物は本物ですよね。 個人的には、偽物も見てみたいものです。
解体現場
ちょっと珍しい解体現場にやってきました。
通常は、田舎町に、ぽつんと立っている古い納屋や倉庫を買い付けることが多いのですが、今回は、町の中にある倉庫で、古い角材をそのままに、何度か、屋根や壁を改修した物件。よって、倉庫の外観は、あまり古さを感じませんでしたが、角材そのものは、非常に古いものである。
ある程度重機で解体してみると、でてきました。。。。。オリジナルの角材。 良い味が出てますね。
ここからは、手作業になり、解体時のダメージを受けないように、丁寧に取り出していきます。その後、検品をして、良いものだけをセレクトして、日本への出荷準備に入ります。
おかげさまで日本での販売が好調なので、角材など、在庫が非常に少なくなってきており、大変焦っております。 これから、ジャンジャン、入荷して来ますので、もうしばらく、お待ちくださいね。
古材の加工
我々が北米で買い付けた解体現場からの古材各種は、釘が刺さっておりますので、日本の製材機械では、挽くことができません。
釘を引き抜いて。。。。。ということも色々やってみましたが、古い釘で釘の頭は飛んでしまっており、古材の奥のほうに残った状態のため、引き抜くこともできません。
無理やり古い釘を引き抜きますと、釘の周りごと、ごっそりと取れてしまい、古材も傷んでしまうため、釘ごと製材してしまいます。
ということで、今日は、北米で釘ごと古材を挽いてもらっている協力工場に訪問し、弊社オリジナル古材の製材具合の確認作業です。
弊社の古材フローリングなどは、北米のどこかで販売されているものではありません。原料を自分たちが買い付け、日本で受けそうなサイズやSPEC.を指定して、弊社のためだけに加工してもらいます。
このネットワーク作りも、長年の歳月を要しました。 やはり、なかなか釘ごと木材を製材してもらえる工場はありません。
ということで、我々の古材が日本に入ってくるまでには、色々な人の協力の上に成り立っている仕事です。
1本1本、1枚1枚に、愛着がわきます。
またまた解体現場
またまた、別の解体現場にやってきました。
数ヶ月前に買付をした古い倉庫の解体が進んだので、日本で売れるものとそうでないものを仕分けする作業に入る。
針葉樹の良い手斧跡が取れそうです。
日本への入荷、お楽しみに!
輸送
解体現場から古材BEAMを輸送
韓国での仕事も終わり、またまた北米。
約1カ月かけての北米での手作業の解体が済み、良質の古材として日本でも販売できるものだけを選別し、選別されたものだけを、北米の提携工場に、移送します。
このように連結されたトラックを見ると、やっぱり規模が大きいな~、北米は。。。と、いつも思います。
日本は、道路が狭いので、古材の BEAM の輸送も一苦労。 運賃もばかになりません。
トラックに積まれた良質なものだけを我々の提携製材工場に持ち込み、1本1本、水洗いをして、乾燥機に入れて。。。。。。日本に来るには、数か月かかります。
このようにドンドン仕入れてはいても、1本1本のサイズ、表情はまちまちで、日本のお客様のご希望のものが、日本の我々の古材倉庫に無いこともしばしば。
タイミングによっては、申し訳ありません。更に、仕入れないと。。。。。
解体風景
たまには、解体現場の風景を。
古材として販売するためには、解体も丁寧に手作業で行う必要がありますので、アーミッシュの人たちに解体を依頼します。アーミッシュとはキリスト教の一派で移民当時の生活を今も頑なに守っている人たちで、電気やガス、自動車を使いません。ほぼ自給自足の生活をしています。
日本への出荷準備
数ヶ月前に、買い付けた古い建築物から良質な古材の角材、板材が手作業で解体され、選別をして、水洗い、乾燥、物によっては、釘ごと製材され、日本向けのコンテナへ積み込む準備ができましたので、一時保管倉庫を訪問。
予想以上の良い状態に感動!!!!
これから1か月後には、我々の倉庫に入荷します。
アーミッシュの馬車
古材買付の旅に出るとカナダやアメリカの田舎町をドライブしますが、そこでアーミッシュ(キリスト教の一派で文明を拒絶し現在も150年前の生活を維持している人々)の人たちが自動車ではなく馬車で移動している姿に遭遇します。時を忘れてしまう瞬間ですね。