古材のプロジェクト
お客様での施工例
福島で住宅建築をされている長いおつきあいのお客様から、当社のオーク手斧跡BEAM材を使った住宅の施工画像を頂戴しましたので、是非、皆様にもご紹介を。
住宅には使いづらい古材が、見事にマッチしています。
表情を拡大すると、こんな感じ。。。
100-150年まえの移民の人たちが、オーク原生林丸太を切り出し、斧やチョウナを使って、角材に削った跡が、表情に残ります。
暖炉があるリビングにも存在感のある古材が鎮座してます。
ここで、お客様のご紹介もさせていただきます。
福島や、神奈川で住宅建築を計画されている方は、是非、こちらを訪れて見てください。アンティーク小物などもふんだんに取り入れた本物のくつろぎの空間を親身になって考えていただけると思います。古材にも勿論、慣れてらっしゃいます。
株式会社 TDF 【ティーディーエフ】
本社 ZIP960-2156:
福島県福島市荒井字横塚11-100
phone 024-594-0017 fax 024-594-0078
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福島営業所 / vente directe antique
福島市森合字屋敷下1-9TDF-BLD
phone 024-525-1102 fax 024-525-1103
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横浜営業所/ 田園都市営業所
神奈川県横浜市青葉区美しが丘4-6-7
URL http://www.mapleden.jp/
phone 045-507-3345 fax 045-507-3346
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オークの古材フローリング
北米の町で、世界的にも有名なあるアメリカ生まれのブランドショップの前を通りかかり、ふとディスプレイを見ましたら、なんと、オークの古材フローリングです。
興味をもったので中に入ってみると。。。。。こんな感じの床でした。
さすが日本よりもずいぶん前から古材に目をつけて、高級物件に使っている北米ですね。。。。使い方がさりげないです。
古材を原料にドア製作
北米の住宅建築の現場です。
知り合いのデザイナー(設計士)さんが、手がけている高級住宅です。
かまち組ドアのカマチ部分は、古材を製材し、パネルは、古材のオリジナルの表面を生かしました。
日本では、新建材と言われる大量生産のドアが一般的ですが、北米では、勿論、高級物件のみですが、ドアも、お客様のお好みで制作することが多々ございます。
手間をかけて住宅を作ります。 工期も余裕があるのでしょうね。
暖炉も付いてましたが、その暖炉の上には、古材の角材の表面(古い部分)をカットして使っています。 「良く見れば古材」という使い方ですね。
古材ヘムロック
北米の知り合いが、自宅に古材のヘムロック(米ツガ)を床一面に敷き詰めた。。。ということで、見にやってきました。
古材もすごいのですが、まずは、LIVING の広さにびっくり!
ウレタン仕上げで、ツルツルの仕上がりでした。最近は北米でも、家の中は靴を脱ぐ人たちも増えてきています。
我々も一時期、ヘムロックが解体現場から採れると、加工しておりましたが、節抜けが多い、ということと、割れやすい。。。ということで、現在は取り扱っていませんが、見るとよいですね。
しかし、日本には、どうかな?と。
ちょっとツー好みの古材ですね。
古材でドア製作
北米で家具デザインをしている知り合いが、「古材を加工してドアを作った。。。」ということで、見に来ました。
高級住宅の施主様の希望のサイズ、希望のデザインに合わせて、ダグラスファーの古材を釘ごと製材して、製作したオーダードアです。
雰囲気出てますね。。。。製作期間は、複数枚の製作で、古材の吟味から始まって約3か月かかったようです。
良いものですが、日本では、無理ですね。。。。まずは、納期が駄目です。日本の物件は、まずは、短納期が多いので。
お施主様とデザイナー様が、相当まえもってドアのデザインが確定できれば、良いのですが、日本では、間際に最終仕様が決まったりしますので、こういった受注で作る一品物は、なかなか現実的ではありません。
この北米の物件は、施主のセカンドハウスかサードハウス(家を何件か持っている施主様のようです)なので、デザインもこだわって、古材にもこだわって。。。。。工期はあってないものだそうです。
こんな余裕がある仕事って、日本では、なかなかありませんよね。。。。
また、古材は、北米でも超高級品なので、一般的な住宅で見かけることはありません。
建材類は、ほぼ100%オーダーメイドで制作する超高級住宅でのみ、使われています。
参考までに、この高級住宅の中庭に面したパティオが上の写真ですが、芝生の奥は白っぽく写っておりますが、なんと、”湖”なんです。裏庭から湖に出ていける住宅です。
庭から湖に釣り糸を垂らして釣りもできるし、ボードで家の前から湖にも出られる。。。。。というような住宅でした。いやはや、羨ましい限りです。
家の地下室には、暖炉。
暖炉は、古いレンガを探してきて貼り、暖炉の上には、200mm-250mm角の、手斧跡の古材BEAMが鎮座しています。
よいバーンボードが採れました
古材と言えば、まずは、バーンボードと言われるくらい、古材の入門編と言われる古材です。 入門編でもあり、永遠のアイテムでもあります。 取り扱う会社によって、バーンボードと言ったり、バーンウッドと言ったりします。我々は、バーンボードです。
勿論、当社も、常時在庫品として取り扱っています。
http://www.oyamalumber.com/antique/sw-sk-bd.html
しかし、このバーンボードの仕入れには、ひと苦労があります。
といいますのは、北米でも採れる場所の気候によってバーンボードは、シルバーグレイの色の具合があまり良くありません。当社が買わないものは、色がグレイではなくブラウンのものです。流木のグレイのようなきれいなシルバーグレイが我々の商品です。
当社は、ブラウン色のバーンボードは、仕入れず、できる限りシルバーグレイに風化しているバーンボードを探し求めて、移動しております。
というわけで、今回も、非常に良い風化具合のバーンボードが解体現場で採れました。
とにかくバーンボードの在庫は、日本で切らすわけにはいきませんから、毎回毎回、良いものを探して、良いものだけを仕入れておりますので、今後も期待してくださいね。
ということで、ここで施工例を1枚、ご紹介します。
木材なのにグレイ、非常に乾いた雰囲気が演出できますね。
節の状態など、色々なので、当社の古材倉庫(栃木県小山市)にて、ご希望の表情をお選びいただくことも可能です。
北米の建物にBEAMが
今回、立ち寄ったホテルに、古材のBEAMが使われていたので、撮影。
カウンターの色に合わせて、手斧跡BEAMにも、オイルで着色しております。
石と古材、非常に良いバランスですね。
とても心がなごむ豊かな空間ですね。
当社でも日本に在庫しております。
http://www.oyamalumber.com/antique/beam68_910.html
この手のBEAM材は、個体差が激しいため、弊社の古材倉庫(栃木県小山市)にてお客様ご自身でお選びいただいております。 訪問の際は、事前予約をされてくださいね。
針葉樹手斧跡BEAM
北米を回っていますと、色々な情報が入ってきます。
我々も解体現場から採り出している針葉樹・手斧跡BEAM材ですが、同じものを新築住宅に使用したプロジェクトがあるよ。。。。。ということで、立ち寄ってみる。
BEAM材は、解体現場から採り出された状態は、汚れていますが、日本で住宅に使う場合は、表面をサンディングして、ある程度きれいにしますが、北米は、まさに汚れのまま施工しておりました。 豪快です!
当社では、下記が、該当商品です。
http://www.oyamalumber.com/antique/beam68_910.html
日本のように新建材(無垢ではなく、ベニヤやMDFの上に単板を貼った建材)の建具を使いませんから、これでも違和感はありません。 新建材と古材を同じ空間に施工するのは、要注意です。まったく質感が合いません。90度がきちんとしておりテカテカ、ツルツルの新建材とマットでナチュラル、凹凸感もある古材とは、正反対です。
北米では、無垢の木材、石、紙。。。。という素材がふんだんに使われます。(加工されればされるほど、北米では、高価な建材になります。日本とは正反対) よって、木材は、割れが入ったりは、普通です。
日本のお施主様は、「私は木が好き」という方は多いのですが、割れは嫌、節は嫌、フローリングとフローリングの間の隙間は嫌。。。。」と、木材の特徴を否定する方がいらっしゃいます。
お施主さんだけではなく、プロであるはずの設計士さんや、工務店さんからも、当社によくある質問で、「古材は、反りますか? フローリングは、伸縮しますか?」というものがありますが、「勿論、木ですから反りますし、伸縮します」ということですよね。
割れ、節、伸び縮みは、無垢の木材の特徴です。 ”木材は好き、でも木材の特徴は認められない”というおかしな話が一般化してしまった日本。 何かおかしいですね。
これは、我々木材を扱う業者の責任だと思います。やはり、「木は割れます、捻じれます、伸縮します」という本当のことをお施主に言わない。。。。という責任では?と。
我々木材を取扱う業者が、一般の方にも、木材の特徴、「割れがあるから、節があるから、伸縮があるから無垢の木材なのですよ!ということを、もっと説明していかないといけませんね。
そのなかで、時間をかけて乾燥させ、挽きなおして、乾燥させ。。。。。という長い時間をかければ、木材の動きも、極力抑える手立てはあるのですが、大量生産の工業化住宅には、なかなか難しいでしょうね。
以前、ヨーロッパに無垢材の家具を仕入れに行った際、私は、日本のお客様の要望をヨーロッパの家具工房に伝えました。「節や割れがある部分は、見えないところに使って、捻じれは駄目。。。。。。」。 その家具工房の社長さんから、きつい一言、「あんたは、何を買いに来たんだ。無垢の木材の家具を買いに来たんでしょ。あなたが言っている要望は、木材では無理、プラスチックか何か、そういう物と勘違いしてないか」と。
日本で通用している常識は、世界の常識ではないんですね。
古材虫食いメープル・フローリング
出ました、北米では人気が高い”虫食いメープル”のフローリングです。
日本では、好き嫌いが激しく出るものです。
昔、メープルに虫が食った跡が、特徴です。 メープルはでんぷん質が高いため、虫食い部分が多い樹種です。
原料が入手困難なため、当社では、現在在庫が切れております。
次の入荷が楽しみな古材ではありますね。