古材の買付
欧州のアンティーク
古材を探して旅をしていると、木材以外のアンティークなものにも出会います。
いつものことながら、整理はされておらず、雑多に、色々置いてあって、「勝手に見て」というよくあるパターンです。
日本でも、古材のセットでお探しのお客様が多いため、海外でこういったアンティークドアや雑貨などに出会うたびに、「扱うべきか。。。」と悩みます。
このままの状態では、日本で店舗などに取り付けられない為、リペアーが必要です。。。。。中途半端には取り扱えません。
欧州産 中古足場板
安くて、そこそこのダメージ感。。。。ということで、本物の古さはありませんが中古足場板が、私どものお客様にも人気です。
私どもは、メインの輸入古材の取り扱いの傍ら、お客様のご要望によって欧州から中古足場板も輸入販売してまいりましたが、入荷と出荷のバランスが合わず、在庫が切れることが多く、お客様にはご迷惑をおかけしておりますので、今回は、仕入れソースの拡大のため、欧州各地を回りました。
ちょっとしたホテルのエントランスなどにも、欧州で採れた中古足場板が家具や什器などに使われているので、欧州でも、中古足場板は市民権を得ている事を、再確認する。
日本とは違い、ピカピカのモダンな建築(外観的に)が少ない欧州の街並みには、こういった雰囲気の家具や什器がマッチしていて、使いやすいのでしょうね。
しかし、欧州でも年々中古足場板の価格が上昇しており、更に数量もなかなか集まりにくくなっています。最低3-4年は、建築現場で使いませんと、ダメージ感が出ませんから。
勿論、この2年半で、日本円も弱くなってしまったため、海外から何を買うのにも、割高感があり中古足場板もご多分に漏れません。。。。。我々輸入業者には、今の為替は辛い現実です。
しかし、我々のために、頑張って集めてくれる欧州のパートナーもいます。。。。。がんばって継続させないといけませんね。
欧州産・古材オーク材の壁材
欧州にて、古材オークを壁面に貼られている物件を見ました。
やはり、土地柄でしょうか、ドイツ産オーク材(古材)が、ふんだんに見受けられます。
とても素敵な古材の壁材。。。。。。しかし、古材は、解体物件から取り出された後の再加工(製材)処理が重要です。 やはり、解体された状態のものは、そのままでは、使えませんし、ロスも多い。 日本でも発売できるように、急ピッチで商品化を進めたいと思います。
欧州での買い付け
ヨーロッパ内を車で、国境(EUは、現在厳密な検問はありませんが)を超えながら、北米にはない各種古材の買い付けを行っています。
国境には、これから入る国のちょっとした国旗の看板がある程度で、本当にあっけない。 あれ、今フランス? あれ?という感覚です。 ヨーロッパの国境を飛行機ではなく車で行ったり来たりは、ほぼ20年ぶりなので、びっくり。
やはりドイツ産のオーク材が古くから使われているため、良質なオーク材が欧州では採れる。。。。。しかし、北米に比べると価格は高い。 ヨーロッパは、東ヨーロッパの国々以外は、比較的、なんでも高いので、この物価に比例しているのでしょうか?それとも、古材が確固たる地位を確立されているため、限りある古材がおかしな値段で流通することはありえないのか。 たぶん、両方ですね。
ちょっとしたホテルなどの調度品の一部も”古材”。
北米に比べ、仕入れのハードルは高いが、色々なものを日本にご紹介したいと思っています。
良質なBEAMが採れました
カナダの大型の解体物件から、まとめて良質な針葉樹・手斧跡BEAMガ採れました。
古材BEAMの中でも手斧跡が表面に残るのは、古さの印です。
仕分けの後、日本に運ばれますが、商品については、こちらです。http://www.oyamalumber.com/antique/beam68_910.html
BEAM材の販売方法ですが、ご納得いただけるものをお買い上げいただくために、当社古材倉庫(栃木県小山市)にて、お客様ご自身で在庫の中から、お気に入りのBEAM材をお選びいただいての販売となります。
古材の買付け(その4)
引き続き買付けの旅。
今日は、ドライブ中に湖を見ました。 人工でしょうか?天然でしょうか?
珍しく線路を渡ります。
こんな道に入ってくると、道に迷ったか。。。と心配になります。 人もいません、対向車もありません。
今日たどり着いた場所では、古材の板を桟入れして、全面、自然乾燥状態で保管。 非常に乾燥状態も良く、晩翠律を計測した具合では、強制乾燥を掛けます。
古材の買付(その3)
日続き、古材の買付けです。
山脈の中を走っていると、所々、川や橋などもわたっていきます。
走っても走っても。。。。山です。 アメリカ大陸は広い!
freeway から外れ、道は一直線。
道路のライン書き換えの工事車両の列に掴まってしまいました。。。。。。この後ろでとろとろ、とろとろ。 こんなこともあります。
今日はロングドライブの末、古材にあたりました。。。。。こちらは、数か月前に解体依頼をした物件から採りだされた古材バーンボードです。 商品詳細は、こちら。http://www.oyamalumber.com/antique/sw-sk-bd.html
検品して、選別した後の良材は、ちゃんと屋根がある倉庫で保管をします。
稀ですが、バーンボードに赤ペンキも採れます。
自然にペイントが風化した具合が、好きな人にはたまりません。
商品については、こちら。http://www.oyamalumber.com/antique/sw-sk-bdr.html
勿論、屋根の下で保管です。
古材の買付(その2)
今日も古材の買付け。 今日は快晴、牧草地帯と言いますか、山脈の裾野と言いますか。。。。。走っていると、空がとても近く感じます。
森を抜けて、山を越えたと思ったら、小さな町。。。。。。のどかです。
今日の訪問先は、先日解体が終わった物件から取り出された板をまとめてある場所。
下記のような板材は、なかなか日本には無いものです。 日本の古い建築は、柱と土壁でできていますが、北米では、柱と板で作られていた建築が多いため、板もふんだんに取り出すことができます。
状態のチェックが終了したら、また、次の場所へ。。。。。
古材の買付け(その1)
アメリカ東部の怪しい空模様の下、古材の解体物件を探して、ドライブ!
ついに雨も降りだしました。
道に迷いながらのドライブの末、有りました。。。。。。今回の買付け物件が森の中にひっそりと。 建てられてから100年以上経過した納屋です。
建物の中をチェックしてみると、良質なオーク材がふんだんに使われています。
この辺りは、元々オークが取れる地域なので、古い建物にも、オークが多く使われています。
当社目玉商品の”シルバーグレイの”バーンボードも、採れます。
これから、手作業での解体をお願いし、その後、採れた材を検品し、日本に送られますが、まだまだ数か月かかります。 いつものことですが、先が長い話です。
ここ最近日本に入荷している古材類は、半年以上前にアメリカやカナダで買い付けた物件から、採りだされ、選別され、一部加工されたものです。
という事で、今回は”当たり”でした。また、次の解体物件までは車で400km。。。。。。来た道を Freeway まで、戻るとします。